文章力以外に必要なのは?
フリーランスのライターになるのも案件探しも簡単ですが、ライターの仕事を安定的に続けていくのはものすごく大変です。では、ライターであり続けるためにはどうすればいいのでしょうか。必要とされるスキルについて考えてみたいと思います。
ライターに求められる文章力って?
ライターに必要なスキルといえばやはり文章力ですよね。わかりやすくて説得力があり、どんどん読み進めたくなる魅力的な文章を書けるライターは重宝されます。ただし、文章力を完璧にしてからライターになろうとする必要はありません。成功しているライターの多くは、ただ単に文章を書くことが好きというところから始まっていたりするので、まずはライティングにチャレンジしてみるという一歩を踏み出すことができれば、あとは経験を重ねることで文章のレベルは上がっていきます。
構成力・企画力・調査力
ある程度の文章力はあることが前提として、もしかするとそれ以上に大切なのが構成力や企画力、調査力かもしれません。ライターに求められるのは、上手に文章を書いて事実を単調に伝えることではなく、心に訴える文章を書くこと。人の心を動かすような文章を書くためには、文章力以上に構成力が大切なんです。テーマ決めからプロジェクトに携わる場合は、ターゲットとしている読者層のニーズを把握し、多くの人が読みたくなるテーマを提案する企画力が必要になるでしょう。案件の内容が得意分野であれ苦手分野であれ、避けては通れないのが調査です。書くべきテーマのど真ん中の情報を集めることはもちろんですが、発想を変えて別の角度から情報を集めることも重要。そうすることで、より密度の高い情報を文章に込めることができるようになります。
好奇心とチャレンジ精神
興味の範囲が広がれば広がるほど仕事の幅も広がるのがライターです。好奇心とチャレンジ精神がある人は、苦手分野を得意分野に変えながら守備範囲を広くしていきます。得意分野をさらに深く追求してプロフェッショナル化していくというパターンもあります。どちらにしても、好奇心旺盛で行動力がある人は、ライティングの仕事を楽しみながらどんどんスキルアップしていくことができます。
会話力がものをいうことも
ライター案件によくあるインタビュー記事の作成は取材が命。インタビュー相手についてあらかじめ調査しておくことはもちろんのことですが、ライター自身のもつ会話力も記事のクオリティを大きく左右します。リラックスした雰囲気で気持ちよく話しをしてもらうための話術や、重要なひとことを引き出す効果的な質問など、会話の流れに応じて臨機応変に対応していく力があると、ライターとしての仕事の幅はどんどん広がりますよ。